自動翻訳を活用したコストダウン

文法が似通った欧米言語間の自動翻訳と異なり、日本語と英語や日本語と中国語の場合はまだ品質が十分ではありませんが、自動翻訳(機械翻訳)サービス・ソフトを利用して翻訳のコストを低減する手法が実用化し始めています。文書の種類や形態により、うまく活用して人手による校正・レビューを加えることで、ご要望の品質レベルを維持しながらコストダウンが可能です。
コストの削減率は、文書内容の難易度、目標の品質レベル、システム辞書の学習レベルなどに左右されますが、10%〜30%の削減が可能となる場合もあります。

自動翻訳を活用できるケース

自動翻訳を活用した翻訳は、特に、以下のような場合に有効です。

  • 部品・地名のリストなど、名詞句・単文・短い文が多い文書
  • 同じような文書を、定期的に繰り返し翻訳が必要な場合
  • 社内回覧用の文書や、速報性が高く、概要を伝えるための文書など、訳文の品質よりも、コスト・スピードが優先される場合
  • 文法が似ている日本語⇔韓国語の翻訳で、ある程度量がある場合

ポストエディット(後編集)

弊社では、ポストエディット専門の訓練を行った翻訳者によるポストエディットのサービスを提供しております。人手による翻訳とは異なる自動翻訳の特徴や、システムごとの「クセ」などを把握した上で効率よく作業します。
また、最低限、誤訳や訳漏れを排除するコスト重視のチェックから、人手による翻訳と同じレベルの高品質な翻訳を目標とするチェックまで、お客様が要望されるレベルに合わせてコストと品質のバランスを取ることが可能です。

料金など詳細は、お問い合わせください。

納品実績の一例

  • 米国大手ソフト会社 サポート技術情報HP(英和)

その他、固有名詞のリストを翻訳するときなどで、一部自社や他社の自動翻訳ソフトの結果を活用しています。

自動翻訳用の辞書の構築

自動翻訳のメリットの、低コスト・訳語の一貫性を活かし、ポストエディット後に十分な翻訳結果の品質を得るには、システム辞書への単語の登録などの辞書構築が必要となります。
お客様の会社の製品名や、独自の用語、専門用語、また特定の表記規則に合わせた訳語など、辞書登録作業を代行、支援いたします。